今日の試合の前に昨日の結果の確認。東北大会なので、各県の代表が揃うのですけども、まだまだ差が大きいんだよね。
常盤木学園14-0花かつみレディースFC(福島)
盛岡ゼブラレディースFC4-0中村スポーツレディースFC(青森)
山形女子サッカークラブ8-0FCエンジェルス(秋田)
聖和学園17-0FCVイレブン(福島)
聖和vsFCVイレブンの河北新報掲載の講評
【評】聖和学園高が個人技で圧倒した。前半2分、左から北上が右足で先制。4分に田本のシュートのこぼれ球を内田が押し込むなど、前半だけで8得点。後半もサイド攻撃、中央突破と多彩な展開で得点を重ねた。FCVイレブンはゴール前にくぎ付けにされ、攻め手を封じられた。
FCVイレブン・植松みゆき主将(5年ぶり出場も初戦敗退)「前半の立ち上がりに硬くなってしまい、相手の技術とスピードについていけなかった。一人一人が他人任せにしない全員サッカーはできた」
山形女子クvsFCエンジェルスの河北新報掲載の講評
【評】山形女子クが好機を逃さず大勝。前半8分、相手GKのキャッチミスを坂本が押し込み先制。29分に片山が約20メートルからゴール、37分には白石がこぼれ球を決めた。後半はサイド、カウンター攻撃で、25分すぎから立て続けに得点。FCエンジェルスはシュート1本に抑え込まれた。
<「スタミナ足りなかった」>
初出場のFCエンジェルスは初戦で完敗。横嶋主将は「スタミナが足りなかった。相手はミスがなく、基本に忠実だった」と振り返った。
唯一の好機は後半36分。赤間、木内の中学2年コンビでカウンター攻撃を仕掛けた。が、木内のシュートはGKの飛び出しに阻まれた。大差をつけられたが、三浦監督は「40分ハーフは初めてなのに気持ちでカバーしていた」とたたえた。
社会人チームとしては20年以上の歴史があり、昨年、小学生から大人までが活動するクラブチームとして衣替え。三浦監督は「今の小さい子たちが成長していけば面白い」と期待した。
盛岡ゼブラレディースFCvs中村スポーツレディースFCの河北新報掲載の講評
【評】盛岡ゼブラレディースFCがサイドを生かした攻撃で快勝。後半15分、八重樫が左からクロス気味のシュートを決めて先制。中村、佐々木、八重樫が追加点を奪って試合を決めた。佐々木を起点としたサイド攻撃が奏功した。中村スポーツレディースFCは守備を崩しきれなかった。
<2得点に喜ぶ八重樫>
盛岡ゼブラレディースFCの八重樫は2ゴール1アシストと大活躍。「今までにない出来だった」と喜びをかみしめた。
後半15分に0―0の均衡を破る価値ある先制点を挙げた。19分にはゴール前で中村に絶妙のパスを通して追加点を演出。3―0の37分にはフリーでパスを受け、得意の左足でミドルシュートを決めた。
準決勝の相手は強豪・常盤木学園高。「ワンタッチプレーなど個人技のレベルが高いチームだが、しっかりボールをつないでチャンスをつくり、できれば自分で1点決めたい」と意欲的だった。
常盤木学園vs花かつみレディースFCの河北新報掲載の講評
【評】常盤木学園高がシュート40本の猛攻で14点を奪い圧勝。前半6分、ゴール前の田中からバックパスを受けた鮫島がミドルシュートを決めて先制。高い技術で終始ボールを支配し、鮫島や初美らが着実に得点を奪った。花かつみレディースFCはパスがつながらなかった。
花かつみレディースFC・大和田七恵主将(14失点の大敗)「中学生が中心だったので、技術、体力とも相手と差が大きかった。でも、ボールがうまく回ったときもあり、力は出せたと思う」
いや、もう大変です。県代表同士の戦いがこれほどまでの差がつくんだもんね。

貼り出してあったトーナメント表。昨日の結果が手描きで記入されている。
では、本日のゲームについて。
自転車で1時間もかけて利府の県サッカー場まで行ってきました。途中ジャスコでパンを買って、酒は買わずにサッカー場へ。すでに準決勝が始まってます。応援が楽しげだったので聖和と山形女子クを観戦。いーねー、サンバの応援。前半は聖和1-0山形女子クで、後半、聖和が2点追加し、結果的には3-0で快勝なんだけど、聖和もそれほど余裕があったわけじゃなかった。支配してたのは聖和だったけど、山形もしっかり守ってたし、時おり前に出てこれる時もあった。常盤木の戦いは見てないけど、隣で同時にやってるのでアナウンスの内容から常盤木が点を取ってるのはわかっていた。決勝は、聖和と常盤木。若年層では普遍の問題だけど、1日で2試合もやるのは問題があるよね。聖和も常盤木も決勝のことを頭に入れてやらなきゃいけないから、全ての力を準決勝で使うわけにはいかない、でも負けるわけにもいかない。だからベンチワークが難しいと思う。
2時間空いたので、しばし、ジャスコの方に行ってぶらつき、13時頃サッカー場に戻った。
天気はそこそこだけど、やや風がある。

試合前の整列。
試合は、まず前半開始早々、常盤木のゴールが決まる。この時点では、常盤木が優位に進めるのかなと思ったけど、そうはいかなかった。始めは常盤木のペースだったのに、途中からは聖和の攻撃が冴える。ミドルループがバーに弾かれたりもして、運がなかったけど、聖和優勢で前半終了。
そして、後半開始早々。今度は聖和が同点弾を叩き込む。これで1-1。でも、常盤木は強いというか、個人の打開力が凄いのかな。10番が大型選手で、でもうまさもあるんだよね。左からドリブルで持ち込んでサイドの選手が空いてるんだけど、そこには出さず、ペナルティエリアの角の辺りで切り返してループシュートを放つときれいに決まり、再び突き放す。
# 2017/10/27訂正 ----
# 経過が間違っています。聖和が同点弾で1-1までは合ってますが、その後すぐに聖和が2点目。
# また、常盤木に追いつかれ2-2、そして聖和が突き放す、というのが正しいらしい。
# コメント欄に貼った新聞記事による訂正となります。今更ですが。。
ところがところが、聖和はモチベーションを落とさず、攻めに出る。そして、またまた同点弾。そしてその数分後に逆転に成功。この後、最後まで聖和優勢のままゲームセット。かなり面白い試合でした。

試合終了後のスコアボード

日が差すピッチ。

優勝旗授与!
感想。常盤木はベンチが静か。聖和はずーっと監督が立ってて、「シンプルに!シンプルに!ゆかりーっ!!」って叫びまくり。常盤木はなんだか、やる気がないわけじゃないんだろうけど、まーいっかみたいなとこがあったのかなー。負けても先に進めるしね。選手達もベンチも応援も声が少なかった気がする。よくいうと大人って感じ。聖和はけっこう試合前もふざけあったりしてキャピキャピしてんだよね。圧巻は表彰式終了後、サンバの応援隊(部員だった)と選手たちがわーっとピッチの真ん中で大騒ぎして、そのうち全員でまーるくなって、歌を唄うの。振りつきで。これがなんかほのぼのしてて可愛いんだよね。優勝したぜ!!っていう歌詞なんだけど、曲は「ド・ド・ドリフのだいばくしょー」みたいなやつ。で、最後は「みーなさんー、おーえん、あーりーがーとーおー」で客席に向かって手を振って終わり。まじで録画しとけば良かったって後悔したよ。万歳か何かするのかなって思ってたからさ。女子を甘く見ちゃいかんな。これ、また見たい。きっと彼女達はこれをやりたいがために毎日練習して、常盤木に勝ちたいんだろうなって思ったぐらい。後半開始前にGKが「楽しんでいこーっ」って言ってたし。
ちなみに、宮城県大会の決勝は、聖和 24-0 石巻市立女子商業高校でした。石巻にも頑張って欲しいなー。ponは石巻の高校に行ってたので。常盤木は前回優勝チームで予選免除だったんだね。
今回、長いなー(半分は新聞記事のコピペだけどな)。最後、帰りに撮った秋の写真をどーぞ。



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聖和学園高、逆転V 東北女子サッカー
河北旗争奪第24回東北地区女子サッカー選手権(東北サッカー協会、河北新報社主催)は30日、宮城県利府町の県サッカー場で準決勝、決勝を行い、聖和学園高(宮城)が決勝で3連覇を狙った常盤木学園高(宮城)を3―2で破り、3年ぶり7度目の優勝を果たした。
聖和学園高は前半早々に先制されたが、後半開始直後に立て続けに得点し逆転。同点とされた後半20分には、MF北上優がこの日2点目のゴールを決め、シーソーゲームを制した。
聖和学園高と常盤木学園高は、12月10日―1月1日に首都圏などを会場に開かれる全日本女子サッカー選手権に東北代表として出場する。
▽決勝
聖和学園高(宮城) 3(0―1 3―1)2 常盤木学園高(宮城)
▽得点者【聖】北上2、内田【常】堀、鮫島
【評】聖和学園高がショートパスを駆使した攻撃で逆転勝ち。2―2の20分、ゴール前で山県から短いパスを受けた北上が、左足で決勝ゴールを決めた。勝利の伏線は0―1で迎えた後半早々の攻撃。1分に北上のゴールで同点、4分には内田が決めてリードした。
常盤木学園高は、先制したものの、後半に守りが崩れ、攻撃でもパスの出どころを封じられた。
◎ライバルに雪辱 つなぐサッカー威力発揮
3年ぶり7度目の頂点に立った聖和学園高。公式戦で4連敗を喫していたライバル常盤木学園高を下しての優勝だけにイレブンの喜びはひとしお。2得点を挙げて攻守に活躍したボランチの北上は「最高の結果」と満面に笑みを浮かべた。
パスを細かくつなぐ伝統のスタイルが威力を発揮した。「ボールを速く動かすことをまず考えた」と言う小野の言葉通り、相手が素早くプレスを掛けてきても、小刻みなパス回しで翻弄(ほんろう)。空いたスペースに北上らが飛び出して、厚みのある攻撃を見せた。
相手の持ち味もしっかり消した。中盤からのロングボールでDFラインの裏を取ろうとする相手に対し、北上と櫨の両ボランチが速い寄せでパスの出どころを封じた。ドリブルで局面を1人で打破できる相手のエース鮫島に対しても、田本がしつこいマークで苦しめた。
前線へ素早くボールを運ぶサッカーが主流の今、聖和学園高のようなスタイルのチームは少ない。「全国大会でも聖和らしいつなぐサッカーを見せたい」と、けがで欠場した村上主将は意気込みを語った。(関俊哉)
<守備の修正効かず>
3連覇を逃した常盤木学園高。GKの大谷主将は「意思の疎通ができず、前掛かりになりすぎた」と、1―0とリードして入った後半開始直後の「悪夢」を振り返った。
キックオフのパスを簡単にカットされ、開始わずか30秒で同点ゴールを献上。守備が完全に浮足立つと、3分後にあっさり勝ち越しを許した。鮫島の個人技で同点とした後も守備の修正は効かなかった。「自分たちで崩れてしまった」と鮫島。
全国大会を見据え、守備のアプローチに手を加えている段階だった。阿部監督は「試したことが機能していなかった」と、さばさばとした表情。しかし「追われる苦しさに耐えなければ」と、精神面に厳しく注文を付けることも忘れなかった。
◎山形女子ク3失点
▽準決勝
聖和学園高(宮城) 3―0 山形女子ク(山形)
▽得点者【聖】桜庭2、渡部
【評】聖和学園高が山形女子クの堅守を破り快勝した。前半28分、桜庭が自らのシュートの跳ね返りをけり込み先制。細かいパス回しでボールを支配し、後半27分に櫨のスルーパスから渡部が決め、1分後には桜庭が3点目を挙げた。山形女子クはカウンター攻撃の精度を欠いた。
<敗れたものの手応え>
山形大サッカー部主体の山形女子クは、敗れたものの1対1の守備や運動量で互角に渡り合った。「相手FWをしっかりマークし、手数をかけない攻撃ができた」。昨年から指揮を執る角南監督は、まずまずといった表情で振り返った。
前半は阿部、鈴木のセンターバックコンビを中心に相手の個人技を封じ、先制の好機も先につかんだ。しかし「だんだんと基本技術の差が出てきた」(阿部)。すきを突かれて先制されると、流れを持っていかれた。
「最初の一歩が遅い。まだ自分の判断でプレーできていない」と阿部。12月の全日本学生選手権に向けて課題に取り組む意気込みを見せた。
◎盛岡ゼブラは完敗
▽準決勝
常盤木学園高(宮城) 6―0 盛岡ゼブラレディースFC(岩手)
▽得点者【常】与山、堀2、初見、鮫島、中川
【評】常盤木学園高が素早いパス回しで相手を崩し、6―0の完勝。前半15分、初見の縦パスを受けた与山がミドルシュートを決めて先制。その後も中盤を支配し、堀の2ゴールなどで得点を重ねた。盛岡ゼブラレディースFCはパスがつながらず、攻撃が単調に終わった。
(河北新報) - 10月31日7時6分更新
ところで、私事ですが四月にJ2徳島ヴォルティスのホーム、オロナミンCスタジアムまで徒歩3分のところに引っ越し、わが家を拠点に娘(聖和OG)と幼稚園年少の孫は、楽しそうにヴォルティスのホームゲームの応援に行っております。
今年のインターハイは、惜しくも順心に決勝で負けちゃったけど応援してます。聖和がんばれ!